プログラマーのやる気まんまんブログ


by maxdce4zby
 ▽準々決勝

興 南(沖縄)

 001 001 300−5

 000 000 000−0

帝 京

 (興)島袋−山川

 (帝)鈴木、山崎−安尾

▽二塁打=園田、安尾(帝)

                   ◇

 ◎…アルプス席には1回戦で戦った神戸国際大付から託された千羽鶴が揺れていた。初めてマウンドに立つ鈴木。「強気の投球を見せて」と母、資子さん(42)が見つめる中、先頭打者の打球をグラブではじいて一塁でアウトに。後続も変化球を軸に打ち取り、上々の滑り出しだ。

 ◎…試合が動いたのは2巡目に入った三回表。安打と犠打で1死二塁のピンチに、前試合まで8連続安打と好調な興南3番・我如古に右前適時打で先制を許す。それでも、2試合を終盤の逆転劇で制した帝京だけに、「必ずひっくり返してくれる」と応援団長の田伏要君(16)は断言。だが、アルプス席の願いとは裏腹に、チームは回を重ねても流れをつかめない。

 ◎…六回にスクイズで追加点を奪われると、七回にはここまで踏ん張ってきた鈴木が2死から3連打を浴びた。代わった山崎も興南の勢いを断ち切ることができず、この回に3点を奪われる。頼みの打線も犠打を連続して失敗するなど、帝京らしくないミスが続く。七回以降は三者凡退で、まさかの完封負け。しかし、うつむく選手らに、スタンドからは「必ず戻ってこい」と夏への期待の声がかけられた。

                   ◇

 ●帝京・前田三夫監督「ひと言で言えば完敗。攻撃陣が島袋投手に力負けしてしまった。守備の乱れも大きく響いた」

 ●帝京・小林孝至主将「好機に1本が出なかった。ベスト4の壁は厚かったが、夏までに打撃を強化して戻ってきたい」

                   ◇

 ≪帝京3年 吉岡駿・二塁手≫

 ■「また特訓」夏へ成長誓う

 七回。初球から思い切り振ったが、バットの先端に当たった打球は失速。この中飛が大会最後の打席になった。「甘く入ってきたのでいけると思った」。悔しそうに振り返る。

 苦悩の末、たどりついた2度目の甲子園。昨夏の大会後はスランプに陥り、秋にはスタメンを外されたこともあった。「球が打てない」。たまらず、父、優さん(43)に相談した。

 「あれをやるか。腐らず地道にやれ」。優さんが提案したのは、中学から不調の度にやってきたバドミントンの羽を打つ練習。連日、親子特訓を続けた。

 徐々に復調し、迎えた春の舞台だったが、ベスト4には届かず、自身も1安打にとどまった。「父のためにも打ちたかった」と唇をかんだ。

 それでも、まだ夏の機会が残っている。「絶対に4強に入るために、また特訓をします」。悔しさを糧に成長を誓った。(行場竹彦)

水俣病、2人を患者認定=新潟市(時事通信)
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低温でウメの実凍結、被害額は1億円超に 小田原など(産経新聞)
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# by maxdce4zby | 2010-04-05 17:58
 【衝撃事件の核心】

 10年前、宮城県亘理(わたり)町内の自宅で首つり自殺したとみられていた自衛官、高橋光成さん=当時(45)=は、巧妙に仕組まれた殺人事件の被害者だった。県警は当時、検視を行いながら自殺と判断するミスを犯したが、ある被告の証言から捜査をやり直し、今月3日に殺人容疑で妻のまゆみ容疑者(49)や実行犯の菅田伸也被告(31)=別の強盗殺人罪などで起訴=ら5人を逮捕。5人は25日に殺人罪で起訴された。県警に恩を売った貴重な証言の主には、菅田被告らを陥れてでも自分の供述の信憑(しんぴょう)性を高めようとする文字通り決死の覚悟があった。(中村翔樹、吉原知也)

  妻のまゆみ被告が沖縄に転居後、知人女性に送った手紙

 ■「夫が首をつっていた」 妻の証言で真相は闇に葬られ…

 平成12年8月6日夜。亘理町内の高橋さん方に119番通報を受けた救急隊員が駆けつけると、首に絞められたような跡がある高橋さんの遺体が横たわっていた。遅れて現着した県警の警察官に、傍らに立ち尽くしていた妻のまゆみ被告はこう告げた。

 「外出先から帰ったら、夫が台所で首をつっていた。首に巻かれていたロープを切って、遺体を下ろした」

 県警は民間の警察医に検視を依頼し、首にロープなどで絞められた際にできる索条痕があり、妻の証言と矛盾しないことなどから自殺と判断。事件性があるとみられる場合に行われる司法解剖には回さなかった。それから約10年間、真相は闇に葬られたままだった。

 まゆみ被告は夫の3回忌も済ませずに自宅を売却。14年4月ごろ、2人の娘を連れ、仙台市太白区内に新築されたデザイナーズマンションに引っ越した。

 購入価格は、3LDKで約2200万円。

 隣人の女性(38)が約1カ月遅れて入居し、洗剤を持ってあいさつに行くと、まゆみ被告は笑顔を振りまきながら、こう話した。

 「若いのにこんなマンションに住むなんて立派ね。私は夫が病死してしまったので、保険金で買ったのよ」

 髪を肩ぐらいまで伸ばし、細身の体形。昼間に顔を合わせるときは、薄化粧でメガネをかけ、トレーナーやジーンズのような地味な服装だった。

 ただ、昼夜を問わず、いろいろな仕事に手を出していた。保険の外交員、ビルの清掃作業員、犬のブリーダー…。東北地方最大の繁華街である仙台・国分町では週3回程度、ホステスとしても勤務。クリスタルガラスのアクセサリーを作るのが趣味で、客に販売することもあった。

 保険の外交員やホステスは、結婚前からの仕事だった。ホステス時代を知る知人女性は「男性客にこびを売るようなところがあって、同僚からは煙たがられていた。高橋さんとは保険の営業中に知り合い、2度目か3度目かの結婚だったと聞いた」と打ち明ける。

 殺人犯であることを忘れたかのように平穏な日々を送っていたまゆみ被告の周辺に異変が起きたのは、18年夏ごろのことだ。

 マンションに若い男2、3人が頻繁に出入りするようになり、夜中に大声で話したり、壁を激しくたたく音が響いたりした。まゆみ被告の車に男3人が乗り込んで出掛けることもあった。

 同じころ、まゆみ被告は娘2人と沖縄旅行に出掛け、戻ってくると突然、「沖縄に住みたい」と言い出した。その後、2、3回物件を探しに行き、同年11月、那覇市に移住。さらに宜野湾市、再び那覇市と転居を繰り返した。捜査関係者が心情を推し量る。

 「夫の殺害を依頼した菅田被告が逮捕され、さすがにまずいと思ったのだろう」

 その依頼とは−。

 ■「自殺を装い、自衛官を殺害」 ある被告の告白で再び光が…

 実は、まゆみ被告が沖縄に移り住む1カ月前の同年10月9日、菅田被告が貸金業法違反容疑で、宮城県警に逮捕されている。県警は当時、16年9月から仙台市青葉区の飲食店経営、石垣英治さん=当時(30)=が行方不明になっている事件に着手。菅田被告が深く関与しているとみて、足掛かりにしたのだ。

 同じ日には、強盗と逮捕監禁容疑で、菅田被告と同様、石垣さん失踪(しっそう)事件の主犯格とみていた暴力団組員の笹本智之被告(35)も逮捕している。

 その後、笹本被告らが「石垣さんを殺害し、遺体を仙台市太白区内の山林に埋めた」と供述したことから、県警は18年11月、太白区内の山林を丹念に掘り返したが、肝心の遺体は発見できなかった。

 県警の捜査が行き詰まっていると感じた笹本被告は昨年6月ごろ、もう一つの殺人を告白する。

 「平成11年にも、兄貴分だった暴力団組員を殺害し、遺体を仙台市太白区内の山林に埋めた」

 今度は供述通り白骨遺体が見つかり、東京都中野区の打田篤司さん=当時(31)=と確認。県警は昨年10月、石垣さんを殺害し、現金約5000万円を奪った強盗殺人容疑で、笹本、菅田両被告らを逮捕し、今年2月に打田さんを殺害した殺人容疑で再逮捕していた。

 しかし、笹本被告は2つの事件の容疑を全面的に認める「完落ち」状態であるのに対し、菅田被告は否認を貫き通している。どちらが真実を語っているのか。県警は、裏付け捜査などから笹本被告の供述は信憑性が高いとみているが、裁判員裁判を控え、慎重にならざるを得ない部分もある。業を煮やした笹本被告は最後のカードを切った。

 「菅田被告が自殺を装って自衛官を殺害し、保険金を手に入れている」

 この証言で、高橋さんが死亡した経緯に再び光が当たることになった。

 県警が再捜査すると、妻のまゆみ被告が高橋さんの生命保険金1億数千万円を受け取っていたことが判明。さらに、まゆみ被告が周囲に「夫に暴力を受けている」と漏らし、ホステス時代の客だった菅田被告らに殺害を依頼していたことを突き止めた。菅田被告は、高橋さん殺害容疑は大筋で認めているという。

 起訴状などによると、筋書きはこうだ。

 事件の2〜3カ月前に、まゆみ被告が菅田被告らに高橋さんの殺害を依頼。事件当日は、まゆみ被告が外出した後に菅田被告ら男4人が押し入り、酒を飲んで居間で寝ていた高橋さんを持ち上げ、暴れるのを押さえつけながらロープに首をかけて殺害。4人が立ち去った後にまゆみ被告が帰宅し、119番通報した。

 まゆみ被告は菅田被告らへの報酬として、保険金からそれぞれ数百万円を支払ったとされるが、その後も事あるごとにカネをせびられていたようだ。捜査関係者があきれたように言う。

 「あんな極悪非道なやつらに弱みを握られたら、最後までカネを巻き上げられるに決まっている」

 ■「堕落しないように生きたい」 秘密の共有で結ばれた2人が一転…

 3つの殺人事件への関与が明らかになった菅田被告。仙台市内の実家周辺では、小中学生のころから札付きの不良として有名だった。書店を経営していたという実家は静まりかえっているが、知人が重い口を開いた。

 「野球少年で体格が良く、いつも黒っぽいジャージーを着ていた。他校の生徒とケンカしたり、授業中に教師に向かって机を投げたりするなどやりたい放題だった。実家は不良のたまり場になっていた」

 同級生の女性が最後に会ったのは、平成10年の成人式後の同窓会。会場の居酒屋近くを車に乗ってうろうろしていた菅田被告を見つけ、店の中に誘うと、後部座席に座ったまま「そういうつもりで来たんじゃねぇんだ」と強がっていた。当時から暴力団の世界に首を突っ込み、この1年後には、第1の殺人である打田さん殺害を実行したとされる。

 第3の殺人の被害者である石垣さんは、地元の4歳上の先輩で、不良仲間だった。石垣さんの高校の同級生で、暴力団組員の笹本被告と顔を合わせたのも自然な流れといえる。菅田被告と笹本被告は過去の殺人の秘密を共有することで、強いきずなを保ってきたが、笹本被告の告白でその関係は一気に崩れた。

 笹本被告でさえ、2つの殺人事件に関与しているというのだから、極刑は免れないだろう。なぜ、すすんで罪を打ち明けたのか。その心境の一端が、石垣さんの強盗殺人事件で起訴された後の昨年12月8日、別の恐喝事件などの論告求刑公判で垣間見られた。

 弁護士「先日は別の強盗殺人事件で起訴された。厳しい判決が予想されるが、今後どのような気持ちで生きていこうと考えているのか」

 笹本被告「難しいことだと思うが、堕落しないように生きていきたい。自分を見失わないようにしたい」

 弁護士「生まれ変わったらどういう人生を歩みたい」

 笹本被告「そこまで考える余裕がない。もし懲役を終えて出られたとしても70歳、80歳になっているので、余生を静かに過ごしたい。自分の趣味である読書をしながら、貧しくても生活できればと」

 弁護士「これまでの人生を振り返って、どう思うか」

 笹本被告「後悔する部分はいろいろあるが、後悔していると口にしたくないというのが本音だ」

 関係者がさらに代弁する。

 「刑期を終えた未来が見えた瞬間に人生に踏ん切りが付き、すべての罪を償おうと心に決めたのではないか。そのためには、自分の供述を捜査当局に信じてもらう必要がある。ただ、そういう心境になれるのであれば、始めから罪を犯さなければいいのだが…」

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# by maxdce4zby | 2010-03-31 23:22
 菅家利和さんに無罪が言い渡された。しかし、菅家さんの求めていた“真実”は、解明されたのだろうか。

 「有罪判決の誤りを確認するために、必要な証拠を調べることは再審の枠内」との佐藤正信裁判長の指揮で、有罪の決め手となったDNA型鑑定と自白をめぐり、証人尋問が行われるなど、公判では、ある程度の実質的な審理が行われた。

 判決では、当時のDNA型鑑定の信用性を否定したうえ、自白も「虚偽」と認め、信用性を否定した。「菅家さんが犯人でない」ことは明白になった。また、再審のもう一つの重要な目的である「早期の名誉回復」も果たしたといえる。

 しかし、限られた時間の中、当時、菅家さんを取り調べた警察官やDNA型鑑定を行った技官、裁判官らの証人尋問は断念され、判決でも「虚偽の自白」を見抜けなかった構造に言及することはなかった。逮捕・起訴から刑が確定する中で「なぜ菅家さんが犯人とされたのか」という疑問は解消されないままだ。

 冤罪(えんざい)を防ぐには、足利事件の真相解明は避けて通れない。冤罪の経緯を精査し、公表する第三者機関の新設など法改正も必要だろう。真相解明を徹底して希求し続けることこそ、足利事件の残した教訓ではないだろうか。(是永桂一)

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# by maxdce4zby | 2010-03-29 20:37
 わずか1ナノメートル(ナノは10億分の1)のすき間にDNA塩基分子を通し、電気を流して塩基を識別する実験に大阪大の川合知二教授らのグループが成功した。この技術を応用すれば、現在3カ月かかるヒトの全遺伝情報(ゲノム)が1日で解読できるという。21日付の英科学誌「ネイチャー・ナノテクノロジー」電子版で発表した。
 DNAは二重のらせん構造で、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの塩基が連なっている。塩基の並び方が遺伝情報を表すが、1990年代にヒトゲノムを解読した際は8年で300億円掛かった。現在は3カ月で10億円、数年後に登場する次世代DNAシーケンサー(解析装置)でも2カ月で1000万円掛かるとされる。
 研究グループは、ナノポアと呼ばれる穴の入り口に1ナノのすき間を空けた電極を置き、DNA塩基分子の水溶液を通して電流の大きさで塩基を1個ずつ判読。DNAを一度バラバラにして増やす従来の方法に比べて長いDNAを解析でき、時間と費用が抑えられる。この技術を使った次々世代シーケンサーは解読に1日、費用は10万円で済むという。
 川合教授は「患者の遺伝子情報を踏まえた個別医療や犯罪捜査、世界的大流行に備えた新型ウイルス検出などに活用できる」と話している。 

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# by maxdce4zby | 2010-03-27 13:13
 西山太吉元毎日新聞記者「私は当局の内部には携わっていませんので、外部からの私なりの認識、その後にいろいろ調べました米国の関連文書、相当たくさん読みましたが、そういうものとの対比において、主として沖縄返還交渉を中心として、簡単に意見を述べさせていただきたいと思います。

 その前に、まず密約の調査に関連した委員会なので、まず密約がなぜ日米関係だけに集中して行われているのか、お気づきになったでしょうか。外務省、財務省を含めて、この4つの調査対象項目は全部日米同盟に関する密約です。戦後のいろんな外交史の中でたくさんの重要な外交案件はありましたが、密約に関して今までのところ発覚しているのはすべて日米同盟に関するものです。ここに注目していただきたいと思います。

 なぜ日米同盟に密約は集中するのか。私の認識では、戦後の冷厳な戦勝国・米国と戦敗国・日本という冷厳な上下に近い関係が、冷戦構造の中に組み込まれ、そして非常に冷厳な日米同盟の関係が維持され、強化された。それが一種の日本の寄りかかる聖域のような形で認識されてきたということです。

 しかし、その一方、もう1つの流れとして、55年体制にかかわらず、その後もそうですが、もう1つの流れがあった。それは何かというと、反核、非核であり、やはり憲法9条による戦争放棄に対する非常に強い感覚があり、また戦後断絶したいわゆる近隣諸国、特に中国、朝鮮を中心とした近隣諸国との関係をもう1回再構築しないといけない。何とかして調整して、もう1回日本との関係を充実させなくちゃいけないという、片方ではそういう潮流が根強くあったわけです。

 従いまして、もし前者の日米同盟の絶対的な形の聖域の方に、そのときの政策なり方針がぐっと傾斜していった場合には、必ずそこに日本国内政治独特の軋轢(あつれき)、摩擦というものが生じてきます。それをカムフラージュするというか、調整するというような1つの機能を密約という形で持ったと私は認識しています。

 それからもう1つの要素は、これは大枠的な考えですが、そのときの内閣の政治思想、内閣の性格、また、いわゆる内閣を取り囲む政治環境ですね。そのときの国内政治、政治上から来る政略論というものも、やっぱり密約という問題には絡んでくる。いい例が、まさに沖縄返還交渉で、ニクソン政権と佐藤政権による沖縄返還交渉というのは、1969年の事実上、5月から始まった。5月28日に、今ではもう有名になっていますが、米国の対沖縄施政権返還交渉方針の基本方針であるメモランダム13号、これができたのが5月28日です。そのときの沖縄返還協定にまつわる大綱がすべて固まったのが、いわゆる佐藤・ニクソン共同声明。11月21日です。わずか5カ月ちょっとの間に、あの重大、複雑多岐な日米間の最大の懸案といわれた沖縄返還問題が全部実質的に解決した。というのは、要するにそのときの(佐藤・自民党)総裁の任期が1970年から72年、4選で最後の任期だった。すでにその方から逆算されてきた政治日程があるわけですね。

 従いまして、どうしても71年前半には調印を終えていなくちゃいけないと。そのためには69年中に絶対に日米間の諸懸案を全部解決してしまわなくちゃいけない。そういうような逆算的な政治日

程がありまして、そして米国は、このときにメモランダム13号、これは72年、もし日本が返還を望むのであれば、この69年中に米軍の使用にかかわる不可欠な諸問題、これを細目に至るまで全部解決しろと。それが解決されない限りは、72年返還には応じられないという鉄の方針を打ち出してきたわけです。その最大のものが、朝鮮半島、台湾、ベトナムに対する最大限の基地の自由使用であり、もう1つの大きな柱が、いわゆる財政問題。これを言うわけなんです。

 ですから、結局そのときの国内的な政治情勢、政治環境というものが、やはり密約を促進させる1つの大きな材題だ。大きな2つの潮流を埋めていく、調整していくとが密約の大きな機能ですけれども、もう1つの促進機能は、そういった国内の内閣の性格、および内閣を取り囲む政治的環境というものが大きく影響しいているということです。

 結局、その中で私が申し上げたい最大のテーマは、今度の基地の問題、核の問題および財政問題ですが、今度の調査委員会の関連で申し上げますと、まず私の調査委員会に対する簡単な感想を述べますと、1960年安保に関する密約が2本、それから沖縄返還にかかわる密約が2本。前半、後半2本ずつです。その中で前半の60年安保における核の持ち込み問題と朝鮮半島に対する直接戦闘作戦行動。いずれもやはり、そのときの岸内閣としては日米同盟を再編・強化すると。要するに相互の義務を確定するということを打ち出しましたが、やはりそこに私がさっき申し上げましたもう1つの潮流に対する配慮、それから日本の自主性、日本の自主的ないわゆる選択権といいますか、国家としての独立性を提示するために、いわゆる事前協議3項目を出したわけです。

 ところが、そのときの事前協議3項目のうちの2項目については、やはりこれは狭義の表示であったことが判明しました。それは今度の調査委員会の報告で明確になりましたけれども、私が問題にするのは、前半の2つよりも後半の2つについてです。後半の2つについては、まず第一に沖縄に対する核の持ち込み、緊急事態における核の持ち込みについての佐藤・ニクソン共同声明、非秘密合意議事録ですね、これは若泉(敬)さんが暴露しましたけれども、これを今度の調査委員会は密約ではないと言い切っております。

 密約ではないと断定した2つの根拠は、1つはあくまでも日本側から言えば全部総理大臣の私邸に隠匿されていたということもありますが、要するに引き継ぎがなかった。次の政権に。引き継がれていないんです。これが1つの理由ですね。2番目は佐藤・ニクソン共同声明の第8項にいわゆる事前協議というものをやるぞということを核の問題に関して言っているんだから、この秘密合意議事録の中身と、いわゆる共同声明の第8項とはそんなニュアンスは違わないということです。その2つを理由にあげています。

 しかし、私はそういうような見方はやっぱり1つの誤認だと思います。むしろ少数意見じゃないか。2000年に若泉・キッシンジャーの間にできた例の秘密合意議事録の草案を、そのままつけて、朝日新聞ですけれども、これを米国務省にこれと同じ文案があるかないかということを提示したわけです。それと同じものがあるかないかということで、文案そのものをここで開示することはできないけれど、その文案に相当するものは国務省にちゃんとあります。イエスだと言ったわけです。そういうことから考えて何が言えるかというと、米国側は日米の最高のトップが実名で署名した文書は、それは絶対に揺るがすことのできない両国政府の合意事項である、秘密事項であろうと何であろうと、合意事項であるという認識の元に国務省にちゃんとおろしているわけです。

 国務省におろしているということは、国防省にもおろしているということです。仮に日本側において、内部で引き継ぎがなかったとかという国内的な手続き上の問題を仮に言ったとしても、米国には何の影響もありません。米国はトップの実名による合意を前提として、対日政策を立案し、それを前提にして対日政策を示します。ですから、これは完全に今言ったように、引き継ぎがないから、これは密約ではないというのは全く、これ学者の概念論争としても間違っている。

 第2番目は、合意議事録の中身は、共同声明第8項とほとんど変わらないじゃないかという見方。これも間違っていると私は思います。というのは合意議事録の中身は、辺野古、那覇、嘉手納、この3カ所の核貯蔵施設はそのまま維持すると。そして非常事態のときには、いつでもそれを全部すぐ動かすことができる体勢をもっていると。そして結局緊急事態の時には、事前協議はするけれども、遅滞なくその必要を満たすと。はっきり言えば、イエスの予約です。事前協議をやるけれども、事実上すぐイエスするということを言っている。一方の共同声明は、ただ単に共同声明というものの事項に関することなくと言って、イエス・オア・ノーということを言っているわけで、重大な差があるということが1つ。それで私はこれは密約というものの条件を備えていると思います。

 それからもう1つ。最後の問題ですが、財政問題、これは400万ドルについては広義の密約を認めるけれども、狭義の密約は認めないと。しかし私は1971年6月17日に沖縄返還協定は調印されました。そして吉野・スナイダーの例の密約文書、VOAの肩代わりの密約は6月12日です。局長室で。6月12日に吉野・スナイダー、これもまた今言った軍用機、補償の肩代わりの議事録、議事要旨です。11、12と連続しているんです。最後の懸案だったんです。ところがそのときの直前の9、10の、今もう秘密開示をされていますが、877号という極秘電信文並びに559号という極秘電信文は詳細に書いています。

 要するに、秘密書簡の内容は完全に合意したんだけれども、これはひょっとしたら外部に漏らすんではなかろうかということを愛知外相の方から米国側にただしています。そしたら米国側は国会に説明する場合もあるから、それはひょっとしたら公表せざるを得なくなるかも分からないと言ったもんですから、それは大変なことだということで、どうしても字句を修正して、和らげようということで10日終わっている。字句を修正した結果、最初は日本側が400万ドルを全部支払うということを明確に述べた秘密書簡案だったのです。それがだんだんゆるめ、発表するかもわからないというもんですから、字句を徹底的にゆるめようということで行われた字句調整の結果が、あの吉野・スナイダーであって、吉野・スナイダーというものが愛知・マイヤーに変わった。愛知さんが警戒心を持ったから、おそらくリタイアしたんでしょうけれども、少なくとも吉野・スナイダーが代行したと。

 例えば、柏木・ジューリックは全部あのときに福田蔵相とケネディ財務長官の代行としてすべて調印して、あの沖縄返還に伴う財政問題というのは、ほとんど全部解決して、それに基づいて全部動いていったという面からみれば、吉野・スナイダーになっても何も差し支えはない。私はだからそういう意味で、この秘密書簡というものの秘密取り決めというもののジャンルにやっぱり入ると認識しております。

 最後に、財政問題というのは400万ドルであるとか、1600万ドルであるとか、あるいはまた米国に対する無利子預金であるとかいって、項目ごとに分析してもなんにもならないんです。これは氷山の一角をあらゆる面からなでているだけ。財政問題の本質は米国の最高方針というものに基づいて分析しなくちゃいけない。その最高方針は、27年間にわる米国の、いわゆる沖縄に対する投資7億ドルを全部回収すると。2番目は、返還に伴っては一切の支出をしない。ドルを一文も出さない。第3の方針は、要するに新たなる財政負担の枠組みというものを作るということで、これから全部流れてきておるわけです。それがつかみ金という方式で、全部米国側の要求を底上げする形でのんでいったということです。

 そして、最後に申し上げたいのは、日本側に対する新しい枠組みを要求したのが6500万ドルの米軍施設改良工事費で、72年から77年までの5年間にわたって、協定外において盟約されながらも、国会にかかることなしに全部米国側に物品および役務によって供与された。それが終わったのが77年3月です。それに続いたのが72年4月からの思いやり予算。だから思いやり予算というのは72年4月から始まったんじゃなくて、72年の沖縄施政権返還に伴う6500万ドルから始まったと。これが私は最大の秘密だと思います。密約というのはこれが最大だと思っています。ほかの密約と性質が違う。

 というのは、前向きの新たなる後年度負担である、新たなる安全保障の枠組みを作り出したと。安全保障の枠組みを変えたということです。これは最も国民が知らなくちゃいけないという意味では最大の密約だった。この点の解明を国会の調査権なるものを発動していただいて、今後とも検索していただきたいと思います。以上です」

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# by maxdce4zby | 2010-03-26 00:51